ファシリテーション力を高める3つのステップ
ファシリテーション=会議やミーティングなどを円滑に進めるスキル、技法のこと
はじめに―ファシリテーションの役割と必要性
会議やワークショップを「場づくり」のプロセスと捉え、参加者全員の意見を引き出しながら合意を形成するのがファシリテーションです。進行役のスキル次第でアウトプットの質が大きく変わるため、以下の3ステップで基礎を固めましょう。
ステップ1 目的とゴールの明確化
ポイント解説
会議の前に「何を議論し、どの結論を得たいのか」を参加者全員に共有すると、議論がブレずに進行できます。
実践ポイント
- アジェンダを3~5項目に絞り、目的と期待成果を文書化
- 会議招集メールに「ゴール」の一文を必ず入れる
- 開始時に「本日のゴール確認」を行い、全員の認識を合わせる
ステップ2 インタラクティブな議論促進テクニック
ポイント解説
ただ意見を募るだけでは、遠慮や偏りが生じやすいもの。小グループディスカッションや投票ツールを活用して、誰もが発言しやすい場を作りましょう。
実践ポイント
- ブレイクアウトルーム:5~6人の小グループに分け、2分間でアイデア出し
- ポストイット投票:ホワイトボード上にアイデアを書いてもらい、全員で「いいね数」を投票
- ラウンドロビン:順番に一人ずつ意見を言ってもらい、発言順を固定
ステップ3 フォローアップと合意形成
ポイント解説
会議の結論は「会議中」に固め、フォローアップで実行へつなげるのが肝心です。合意事項と次のアクションを明確にして、責任者と期限を決めましょう。
実践ポイント
- 会議終了5分前に「決定事項まとめ」を共有
- 議事録に「担当者:○○/期限:△△」を箇条書きで記載
- 会議後24時間以内にメール配信して、合意事項をリマインド
まとめと次のステップ
- 目的とゴールを冒頭で明示
- 小グループ&投票で全員の意見を引き出す
- 会議後すぐにフォローアップして実行力を高める
これら3ステップを次回のミーティングで実践し、参加者のエンゲージメントと成果を比較してみてください。
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