SNSでコミュ力は身につくのか
はじめに
「SNSを毎日使っていれば自然とコミュ力も上がるはず」──そんな期待を抱く方も多いでしょう。しかし、筆者は10年以上プライベート・ビジネス問わずSNSを毎日使ってきた経験から、SNSだけではリアルなコミュ力は身につかないと断言します。
10年使ってもコミュ力がアップした実感はゼロ
- 筆者自身、TwitterやFacebook、Instagram、LINEなどを10年以上利用
- 文字・スタンプ・短い動画だけのやり取りでは、「本当に相手に伝わった」「自分が成長した」と感じる瞬間は皆無
- どれだけ頻繁に投稿やコメントを重ねても、リアルでの“深い会話”や“空気を読む力”は磨かれませんでした
リアルコミュ力がある人はSNSでも強い
- リアルで鍛えたコミュ力が基盤にあるからこそ、テキストでも動画でも相手の反応を想像しながら上手に発信・返信できる
- 一方で、リアルの場での経験が不足している人は、何年SNSを使っても対面コミュニケーションの技術は身につきにくい
バーチャルの限界──臨場感と相手の温度感
- 臨場感の欠如
- 会話の「間」や相手の身体的リアクション(ジェスチャー、アイコンタクト)はSNSでは完全に再現不可能
- 返答に余裕がありすぎる
- 即レスが望ましいとはいえ、対面ほど緊張感はなく、咄嗟の機転や言い回しの判断力が鍛えられない
- 相手の「体温」を感じられない
- 声のトーンや息遣い、表情から受け取る微妙なニュアンスはテキストや画面越しには伝わらず、感情の機微を読む力が育たない
まとめ:外に出よう!
SNSは情報収集や関係の維持に便利なツールですが、コミュ力を鍛える本丸ではありません。
- リアルな会話の場(飲み会、オフ会、業界イベントなど)に足を運び
- フェイス・トゥ・フェイスで対話し
- 目の前の相手の反応を即座にキャッチする経験を重ねる
これがコミュ力アップの最短ルートです。SNSばかりに頼らず、ぜひ「外の世界」でコミュニケーション力を磨きましょう!
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