【part.2】オンライン会議で伝わる声のトーン&話し方
オンライン会議で伝わる声のトーン&話し方 | コミュ力.com
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はじめに
フェイス・トゥ・フェイスとは異なり、オンライン会議では声だけが大きな情報源になります。声のトーンや話し方次第で、「分かりやすい」「信頼できる」といった印象を左右し、会議の成果にも直結します。ここでは、今日からすぐ実践できる5つのポイントを紹介します。
声のトーンが与える印象と効果
声の高さや抑揚は、熱意や自信、安心感を伝える大切な要素です。
具体的には
- やや低めのトーン:落ち着き・信頼感を醸成
- 適度な抑揚:単調さを避け、聞き手の集中力を維持
- 強調部分でのトーンアップ:重要なメッセージを際立たせる
明瞭さを保つための発声テクニック
オンラインでは雑音やマイクの性能差で言葉が聞き取りにくくなりがちです。
- 母音を意識して発音:特に「あ」「い」「う」「え」「お」をはっきり
- ゆっくりめの話速:1分間に130~150語を目安に
- 意図的なブレス:息継ぎを要所で取ることで、滑舌がクリアに
速度・間の取り方で伝わりやすく
間(ポーズ)は相手に情報を消化させる“休符”です。
- 文と文の間に0.5~1秒のポーズを入れる
- 質問後は最低2秒待って反応を引き出す
- 早口になりそうなときは、一言区切りでペースを落とす
音量とマイク設定の最適化
音量が小さすぎても大きすぎてもNG。
- マイク入力レベルは画面上でピークが-6dB前後に
- ヘッドセットを使う場合、耳を覆わないオープンタイプで声のこもりを防止
- 周囲の雑音除去機能をオンにして、クリアな音声を送信
感情を乗せるパラ言語の活用
同じ言葉でも、声の温度感やリズムで受け取り方が変わります。
- ポジティブな場面では少し明るめのトーン
- 慎重に伝えたいときは口調を落ち着かせ、ゆっくり語る
- 感謝や謝罪は“声のやわらかさ”で誠意を示す
まとめと次のステップ
- 自分の声を録音してチェック:明瞭度や抑揚を客観的に把握
- オンライン会議前にマイクテスト:入力レベルとノイズ設定を確認
- 本番で間を意識:質問後やセクション切り替えで必ずポーズを取る
これらを次回のオンライン会議で試し、参加者の反応を観察しながら微調整してみましょう!
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