OJTとは?|ビジネス用語解説
読み:オージェイティー
OJTの概要
OJT(On-the-Job Training)は、実際の業務を通じて行う職場内教育・訓練のことです。新入社員や異動者が、現場で先輩の指導を受けながら仕事を学び、即戦力化を図ります。
Off-JTとの違い
- OJT:現場での実務を通じて学ぶ。実践的かつ即時フィードバックが得られる
- Off-JT:研修センターや講義形式で行う職場外トレーニング。基礎知識や理論習得に適する
OJTの進め方
- 目標設定
- 何を、いつまでに、どのレベルまで習得するかを明確化
- 指導者(メンター)選定
- 経験豊富でコミュニケーション力のある先輩を担当にする
- 実務体験 → フィードバック
- 実際の業務を任せた後、良かった点と改善点を具体的に伝える
- 振り返りと記録
- 定期的に振り返りミーティングを行い、進捗や課題を記録する
OJTを効果的に進める3つのポイント
- 具体的タスクで学びを設計
- 小さな業務単位で習得ステップを設定し、段階的に難易度を上げる
- フィードバックはタイムリーかつ具体的に
- 良かった行動は即褒め、改善点は事実に基づいたコメントで伝える
- 自律学習の促進
- メンターの指示待ちではなく、自分で課題を見つけて取り組む習慣をサポート
注意点/NG例
- 教える側の指導力不足
- メンターが教え方を知らないまま任せると、OJTが形骸化
- 計画性の欠如
- 目標設定や振り返りが曖昧だと、学びの定着が難しい
- 業務偏重
- 教育よりも日常業務の“雑用”ばかり任せるのは本末転倒
まとめと次のステップ
OJTは「教える→実践→振り返り」を循環させることで効果が最大化します。
- まずは今月の習得目標を1つ決める
- メンターと週次で振り返りミーティングを設定
- フィードバックを記録し、翌週のPlanに反映
次回は「タイムマネジメント」について解説します。お楽しみに!
さらに詳しい用語解説は、ビジネス用語一覧からご覧いただけます。
コメント