CTRとは?|ビジネス用語解説
読み:シーティーアール
CTRの概要
CTR(Click Through Rate)は、広告や検索結果、メールなどに表示されたリンクやバナーがクリックされた割合を示す指標です。ユーザーの興味・関心を定量的に把握し、クリエイティブや訴求内容の評価・改善に用いられます。
CTRの計算式
CTR(%)=(クリック数 ÷ インプレッション数)× 100
- クリック数:リンクや広告がクリックされた回数
- インプレッション数:リンクや広告が表示(露出)された回数
CVRとの違い
指標 | フォーカス | 用途 |
---|---|---|
CTR | 表示に対してクリックされた割合 | クリエイティブやタイトルの魅力度を評価 |
CVR | クリック後の訪問者に対して成果(申込・購入)を得られた割合 | 実際のコンバージョン効率を評価 |
CTR改善の3つのポイント
- 見出し・タイトルの最適化
- キーワードを適切に入れ、具体性とメリットを強調する
- ビジュアルの強化
- バナーやアイキャッチ画像の色・レイアウト・文言をABテストで検証する
- 誘導文(CTA)の工夫
- 「詳しくはこちら」「今すぐ登録」「無料ダウンロード」など行動を促す言葉を入れる
CTRの具体例
- 検索広告
- インプレッション:10,000回 → クリック:200回 → CTR=2%
- メールマーケティング
- 配信数:5,000通 → リンククリック数:300回 → CTR=6%
注意点/NG例
- インプレッション数の計測ミス
→ タグ設置やトラッキングの不備で数値がずれる - クリック数だけ重視
→ 無関係なアクセスを呼び込み、結果的にCVRやROIが悪化する - 一度に複数要素を変更
→ どの要素が効果を生んだか判定できず、改善策が曖昧になる
まとめと次のステップ
CTRは「ユーザーの第一関心」を測る入口指標です。
次回は「インプレッションとは?」を解説します。
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