KPIとは?|ビジネス用語解説
読み:ケーピーアイ
KPIの概要
KPI(Key Performance Indicator)は、組織やプロジェクトの目標達成度を定量的に測るための重要業績評価指標です。売上や顧客数、リード獲得数など、ビジネスの成果を具体的な数値で管理できるように設定します。
OKRやKGIとの違い
用語 | フォーカス | 役割 |
---|---|---|
KGI | 最終成果(ゴール) | 「売上1億円達成」など、最終的に目指す成果 |
KPI | 達成プロセスの重要指標 | 「月間訪問者数1万」「CVR3%」など中間指標 |
OKR | 目標と結果(定性的+定量的) | 「Objective:市場シェア拡大」「Key Result:新規顧客500人獲得」 |
KPIを設定する3つのポイント
- 具体的かつ測定可能
- 曖昧な表現ではなく、「◯◯件」「△△%」のように数値化する。
- 現実的かつチャレンジング
- 達成可能な範囲で、しかし少し上を目指す難易度に設定。
- 目標(KGI)と整合性を取る
- KPIは最終目標を達成するためのステップ指標として紐づける。
KPIの具体例
- Webマーケティング
- 月間サイト訪問者数:10,000PV
- メルマガ登録数:200件
- 営業チーム
- 新規アポイント獲得数:30件/月
- 受注率:25%
- カスタマーサポート
- 初回応答時間:平均2時間以内
- 顧客満足度(CSAT):80%以上
KPI運用の注意点/NG例
- NG例:
- 「やる気を上げる」など定量化できない指標
- 単月で達成が極端に難しい過大な数値
- 改善例:
- 「週次で確認する指標は…」「四半期で見る指標は…」と期間を分ける
- チームや部門ごとに適切なKPIを階層化する
まとめと次のステップ
KPIは、ゴール(KGI)に向かうプロセスを可視化し、PDCAを回すための要です。
- KGIを明確化
- それをブレイクダウンしたKPIを数値で設定
- 定期的にレビュー・改善を行う
まずは今期の最重要ゴールを決め、そこから逆算してKPIを3~5個設定してみましょう。
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