SMART目標とは?|ビジネス用語解説
読み:スマートゴール
SMART目標の概要
SMART目標は、目標設定をより効果的に行うためのフレームワークです。
それぞれの頭文字が示す要件を満たすことで、誰が見ても明確で達成可能な目標を立てられます。
SMARTの5要素
- Specific(具体的)
目標が曖昧でなく、誰が何をすべきかがはっきりしていること。
例:「売上を上げる」→「来月までにWebショップの月間売上を10%アップ」 - Measurable(測定可能)
達成度を数値や指標で計測できること。
例:「問い合わせを増やす」→「月間お問い合わせ件数を50件以上にする」 - Achievable(達成可能)
実際のリソース・期間内で手が届く現実的な目標であること。
例:「半年で売上倍増」ではなく、「半年で売上20%増」 - Relevant(関連性)
自社のビジョンやKGIと整合性があり、価値がある目標であること。
例:新規事業の立ち上げ期には「新規顧客獲得数」を重視 - Time-bound(期限付き)
いつまでに達成するかが明確に決まっていること。
例:「今期中に」「2025年6月末までに」など
SMART目標の具体例
- 営業チームの場合
- 具体:来月末までに新規アポイント獲得数を20件にする
- 測定:CRM上のアポイント件数でカウント
- 達成可能:過去実績をもとに、1週間あたり5件獲得が現実的
- 関連性:Q2の売上目標達成に直結
- 期限:6月30日まで
- マーケティング施策の場合
- 具体:今月中にメルマガ登録者を300人増やす
- 測定:登録フォームの新規登録数で把握
- 達成可能:過去プロモーションで200人増実績がある
- 関連性:新製品ローンチ時の優先顧客リスト拡大
- 期限:5月末まで
SMART目標設定のポイント/NG例
- NG例:「売上を上げたい」
- どれだけ?いつまで?が不明
- 改善例:「2025年6月末までにECサイト売上を15%アップする」
- 何を:ECサイト売上
- どれだけ:15%
- いつまで:6月末
まとめと次のステップ
SMART目標は、明確性と実行可能性を担保するための必須ツールです。
- まず「Specific」で何をするかを言語化
- 数値化できる指標を「Measurable」で定義
- 自分たちのリソースで「Achievable」かを検証
- 会社の戦略と「Relevant」に合致させ
- 「Time-bound」で期日を決める
次回の目標設定会議で、必ずこの5要素をチェックリストとして使ってみてください。
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