虎視眈々とは?意味や読み方、使い方をわかりやすく解説
「虎視眈々」とは、目的を達成するための機会を逃さないよう、じっと形勢をうかがっている様子です。
虎が獲物を狙って鋭い目を向けている姿にたとえた四字熟語です。
虎視眈々とは?
虎視眈々とは、すぐには行動せず、好機が訪れるのを注意深く待っている様子を意味します。
単に何かを眺めることではありません。目的や野心を持ち、相手の隙や状況の変化を見ながら、行動に移す機会を狙っていることを表します。
一般には「虎視眈々と機会をうかがう」「虎視眈々と狙う」のように使います。
虎視眈々の読み方
「虎視眈々」は「こしたんたん」と読みます。
「虎視」は「こし」、「眈々」は「たんたん」です。「眈」は日常であまり見かけない漢字ですが、目を付けて狙う様子を表します。
「虎視耽々」と書くことがありますが、一般的な表記は目偏を使った「虎視眈々」です。「虎視眈眈」のように、繰り返し記号を使わず表記することもできます。
虎視眈々はどんなときに使う?
競争相手の様子を見ながら、行動する機会を待っているときに使います。
たとえば、重要な役割に就く機会を待っているとき、勝負で相手の隙を狙っているとき、新しい挑戦を始める時期を見極めているときなどです。
表立って動かず、内心では明確な目的を持って機会を待っているというニュアンスがあります。
虎視眈々を使った例文
- 彼は次の責任者になる機会を虎視眈々と狙っている。
- 相手の守りが崩れる瞬間を、虎視眈々とうかがっていた。
- 新しい仕事へ挑戦できる機会を虎視眈々と待っている。
- 参加者たちは、先頭に立つ好機を虎視眈々と狙っていた。
- 彼女は静かに実力を磨きながら、活躍の場を虎視眈々と待っている。
虎視眈々の類語・似た表現
機会をうかがう
行動するのに適した時期を注意深く待つことです。「虎視眈々」を分かりやすく言い換えられます。
隙を狙う
相手の弱点や油断が生じた瞬間に行動しようとすることです。「虎視眈々」よりも、相手との対立が強く感じられる表現です。
鵜の目鷹の目
目的のものを熱心に探し回る様子です。「虎視眈々」が好機を待つことを表すのに対し、「鵜の目鷹の目」は積極的に探すことを表します。
雌伏する
将来活躍する機会を待ちながら、しばらく人に従ったり、目立たずに過ごしたりすることです。「しふくする」と読みます。
虎視眈々は悪い意味?
「虎視眈々」は、必ずしも悪い意味だけで使われる言葉ではありません。
相手の地位を奪おうとしたり、弱点につけ込もうとしたりする場面では、野心的で警戒すべき印象を与えます。
一方、競争の中で好機を待つことや、将来の活躍を目指して準備することを表す場合は、必ずしも否定的ではありません。
ただし、虎が獲物を狙う様子にたとえた表現なので、単に落ち着いて待つよりも、強い目的意識や野心を感じさせます。
虎視眈々と一心不乱の違い
「虎視眈々」は、周囲の状況を観察しながら、行動する機会を待つことです。
「一心不乱」は、ほかのことに気を取られず、一つのことへ集中することを意味します。
- 虎視眈々:状況を見ながら好機を待つ
- 一心不乱:一つのことに集中して取り組む
待っているのか、すでに取り組んでいるのかという違いがあります。
まとめ
「虎視眈々」は「こしたんたん」と読み、目的を達成する好機を逃さないよう、じっと形勢をうかがう様子を表します。
必ずしも悪い意味ではありませんが、虎が獲物を狙うような、強い目的意識や野心を感じさせる言葉です。
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